New Album 2021.9.29 Release
*初回予約特典あり(2021年8月28日ご予約分まで)
CD: Fret to Fret Special Stickers
LP: Fret to Fret Special レコードトートバッグ
CD+DVD/Blu-Ray:Fret to Fret Special Post Cards
1976年にセンセーショナルなデビューを果たして以来、日本の音楽シーンのトップを走り続けているChar。ギタリスト生活45周年を迎えた今年、『天邪⻤ Amano- Jack』(2005年)以来16年ぶりとなるニュー・アルバム『Fret to Fret』を9月29日(水)にリリースする。これだけ⻑い時間を費やした本作についてCharはこうのように語っている。
──俺の中では、70年代に発表した『Char』、『have a wine』、『THRILL』に続く4枚目のアルバムって位置付けになるかな。というのも45年前のデビュー・アルバムは、小学生の時にギターを弾き始めて、スタジオ・ミュージシャンをやりながら多感な⻘春時代を過ごしてきた10年間の経験の延⻑線上にある作品なんだよね。ロックでもソウルでもない“Charのオリジナル”を目指していって「Smoky」や「SHININ' YOU, SHININ' DAY」が生まれた。今回のアルバムも同じで、2010年に自分のレーベルを立ち上げてからこれまでに作ってきた数百とある新曲の中から、ラジオからもテレビからも流れてこない「自分が聴きたい音楽」をまとめてひとつの作品にしたんだ。
このニュー・アルバムはデビューから3作目までと同じく佐藤準(k)、ロバート・ブリル(d)をレコーディング・メンバーに迎えて制作された。
3rd『THRILL』に収録された「表参道」にも通じる世界観を持った 「Stylist」や、“いつか演奏してみたかった”というスティーヴィー・ワンダーのカバー曲「Creepinʼ」、名手たちが音で遊ぶグルーヴィなフュージョン・ナンバーの「GachaGacha」、ロック・リフとカッティングのコード&レスポンスで展開していく「Change」、壮大なグルーヴで聴き手を包み込む「Moving Again」など、表情豊かな楽曲で彩られた快作に仕上がっている。
中でも作品タイトルにもなった「Fret to Fret」には重要な意味が込められているという。この“Fret”とはギターの指板に打ち込まれた棒状の金属のことで、ギターを手にフレットからフレットを渡るような生き方 はCharが歩んできた人生そのものだと言えるだろう。またFretという言葉には “ジリジリする・イライラする” という意味があり、まさに現在のコロナ渦と重ね合わせたダブル・ミーニングになっているのだ。そんな苛立ちを打破するような “バンドでしか生まれない”アンサンブルを響かせることができたことも、この楽曲をアルバム名に冠した大きな理由だったという。
ギタリストとして影響を受けたアーティストたちの楽曲をカバーすることで自身のルーツを見つめ直したTRADROCKシリーズ(2010年)、豪華アーティストがそれぞれの視点でCharを鳴らした還暦企画盤『Rock+』(2015年)を経て、ついに完成したオリジナル・アルバム『Fret to Fret』。この作品には、エレクトリック・ギターに出会ってから約半世紀にわたり自身の表現を追求し続けてきたロック・ナンバーが瑞々しく鳴り響いている。現在進行形の表現者であるCharは今が最も旬ではないだろうか。⻑い時間をかけて、時代の変化とともに名手の内側から溢れて出てきた最新の音楽表現をたっぷりと堪能してほしい。