LAとNY、あるいは、どこかの街とどこかの街という対立関係があるように、TOKYOとOSAKAは、昔から、互いの存在をまるで他国のように意識しあってきました。その違いは、すべての生活様式に、今では文化のレベルで定着してしまったようです。私とISSYANこそは、現代のさまざまな不都合を、音楽を通して共通言語に変え、また、お互いのニオイを残すぎりぎりの世界を表現し得ているのではないでしょうか。「ダチ」とは、なによりも強く、いい加減で、愛ある存在なのでは。私のなかの「ワタシ」を描いてくれたこの曲は、エレキ・ギターがそのド真ん中にあるのだということを示しています。
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